アメリカをはじめとする先進国では、随分前からテストの結果だけで子どもの能力を評価することを終えました。 現在日本でも、入試自体のあり方が変わり、教育に関する考え方の意識に変化が出てきています。 これからの多様性ある社会に必要な人材は、【自分の強みを知っており、活かせる】【自分はこれができる】 【チャレンジしたい】というしっかりとしたパッション(情熱)を持つ人です。子どもがパッションを持つためには、子どもの長所(強み)に気付いてあげること・ご家庭内でお子さまがどのようなことに興味があるかを良く観察して あげることです。
【子どものパッションを見つけるためには・・・】
①時間を忘れて熱中しているものがないか。
②『頑張っている』という力みがない
③上手くいかない時の対処方法が見いだせる
④誰かに言われなくても自らやる
これをEQでは《内発的モチベーション》と言います。夢中になる領域では、どれだけ時間をかけても決して苦になりません。それどころか、もっと知りたい・もっとやりたいという気持ちが生まれていきます。このフローが生まれると『頑張っている』という力みを感じず、ワクワク感が醸成され、誰かに話したい思いも芽生え、話の話題に出やすくなります。また、自ら行動を起こし、選択をし、最終的に行動に対する責任感が身に付いていきます。 お子さまのパッションは、是非温かく見守ってあげてください。そして、できることならば徹底的にさせてあげるのが良いでしょう。
【適度に寄り添ってあげる・・・】
パッションが見つかっても、上手くいかないと諦めてしまったり、投げ出してしまうのが子どもです。うまく、導いてあげるためには、お子さまを信じて適度に寄り添ってあげることが大切です。そのような時のお勧めのポイントは、次の3つです。
①上手くいかなくてもがっかりしない
親にとっては、なかなか難しい領域です。しかし、この状況で一番残念に思っているのは子どもなのです。出来ない=失敗を恐れる関係を避けるためにも、必ず【次】があることを伝えると良いでしょう。
②その時の気持ちにフォーカスし、大切にする
自分の感情を正しく認識することは、やがて他者理解にも繋がります。正しく感情を取り扱うことにより、自然と解決策も見つかっていきます。
③どうなりたいか・どうしてみたいかをイメージする
パッションを抱く中で、大切なセルフイメージになります。このフローを辿る中で、表面的でない奥深さが生まれ、できる方法が見出せます。 物事には、必ずスタートがありゴールがあります。大切なのは、そのプロセスでありパッションに繫る種が存在します。
これからを生きるお子さまの人生が、輝かしいものとなりますように…。