「失敗」について思うこと
みなさまこんにちは!
学童ジョイフルファミリーの南雲です。
学校で、学童で
「先生、今日“あゆみ”が配られたよ!あのね、結果はね…」
小学校では前期の日程が終了し、
登校した子どもたちが口々に通知表の結果や感想を伝えてくれました。
私が小学生だったのは40年前のことですが、
渡された通知表を少しだけ開いて、ドキドキしながら中を見た時の気持ちを思い出しました。
話を続けていくと、普段は自分の考えやその日の出来事など、とてもよく話してくれる子どもたちが、
学校で何かを発表することなどには壁を感じている様子も伝わってきました。
「うまくいかなかったらどうしよう」という思いは、子どもだけでなく大人でも感じるものですね。
自分の頭の中で…
ある生徒が
「先生、自分だけ間違えた…」
と肩を落として部屋に戻ってきました。
話を聞いてみると、何人かで音読した中で、自分だけが読み間違えをしてしまったようです。
その時の気持ちや今の気持ちを聞いてから
「もし他の人が読み間違えしたら、〇〇はどんなふうに思う?」
と尋ねると
「なんとも思わないよ」と答えが返ってきました。
そこで「そうだよね。自分の失敗は大きく見えるけど、周りの人は何とも思っていなかったりするんだよ。」
「自分はダメだっていう考えは、自分の頭の中で作られちゃうことが多いんだよ」
と話すと、とてもびっくりし、安心した表情になりました。
「失敗」の名前
ある日、学童生が鬼ごっこをしていた時、鬼になった生徒が泣き出してしまったことがありました。
どうやら「鬼」のイメージがとても強く、自分が鬼になることが怖くなってしまったようです。
どうしようか…と考えていた中、
ある生徒が「じゃあ鬼って呼ばなければいいんじゃない?別の言い方にしてみたらどうかな?」
と提案してくれました。
何て素晴らしい発想だろう!と感心しました。
その後はまた全員で鬼ごっこを楽しめるようになりました。
もしかしたら「失敗」という名前も、
何か別のものにしてみたら、
恐れずにもっとのびのびと過ごせるのかもしれない…と思いました。
ぜひ子どもたちと考えてみたいと思っています。
きっと良い考えは、子どもたちから生まれてくる、と思います。