自分自身を知り、表現する ― EQタイム
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学童ジョイフルファミリー(以下JF)担当の南雲です。
「EQタイム」
JFでは毎日、「EQタイム」を行っています。
この時間の中で目指していることは、子どもたちが持っている豊かな創造性や感性に働きかけ、1人1人の思いや意見などを、具体的な言葉や形として表し、互いに分かち合うことです。
自分の本当の気持ちや考えなどを、まず自分自身が知り、表現し、お互いに聞き合うことは、楽しさはもちろんですが、時に難しさも味わいます。そのような経験を重ねる中で、子どもたちが更に成長していく姿を見るたびに、深い感動を覚えています。
「失敗するのが怖い…」
昨年、新学期が始まって少し経った時のことでした。「学年が上がったら失敗するのが怖くなって、学校ではあまり手を挙げなくなった」という意見が挙がりました。
この気持ちは、誰しも経験があると思います。そこで「失敗」について、みんなで考えてみることにしました。
「失敗って何だろう?」
まず、子どもたちがどんなことを失敗と感じているかを分かち合いました。様々な意見が挙がる中、大体が「上手くいかなかったこと」を失敗と感じているようでした。その時に感じた気持ちは、「恥ずかしい」「悲しい」など、色々と出てきました。
次に、1人の偉人を紹介しました。この人物は「なぜ?」の質問があまりに多く、入学後数カ月で小学校を退学することになりました。この人物の歩みを知る中で、子どもたちの心は「自由」を感じたのでしょう、EQタイムの終わりには、子どもたちの表情は、すがすがしい笑顔に変わっていました…。
この続きは、次回に!