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EQ英会話(2)                                 ~なぜ日本人は英会話が苦手なの?~

「なぜ日本人はこんなに英語が話せない?」。中学・高校・大学では、そこそこ良い点を取れたのに英会話ができない・・・、なぜ誰もが英語に苦労しているのでしょうか。

日本人のビジネス英語力は?

本当に日本人は英語が苦手?下記はBusiness English Index(BEI)と呼ばれるビジネス英語力に関する国際指標。世界78ヶ国、13万人以上を対象に各国の人々のビジネス英語力を調査したものです。(出所:Heightened Urgency for Business English in an Increasingly Global Workforce)

ビジネス英語力をBEGINER(1~3)、BASIC(4~6)、INTERMEDIATE(7~8)、ADVANCED(9~10)の10段階に区分。日本は10段階中4.29で、下位に属しています。アジアでは、中国が5.03、台湾が5.08、韓国が5.28、香港が5.39で、日本が一番低い。
オンライン英会話講師や語学留学先として人気が高いフィリピンは7.95と1位(アメリカ、イギリスなど英語を母国語とする国のBEIが低いのは、移民の人々も含まれている為)。

日本のTOEFL平均スコア、アジアでは下から4番目!?

下記は、英語力に関する代表的な国際指標の一つTOEFLが公表している2015年のアジア諸国のデータです。5列あるスコアのうち、左からリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングとなり、一番右端が合計スコア。合計スコアで、日本は71で、ラオス、タジキスタン、アフガニスタンに次いで下から4番目となっています。

日本の受験層のメインは、海外留学を希望する大学生かMBA留学を目指している社会人ですので、日本人全体の母集団よりはハイレベルの母集団。それでも、アジアでは下から4番目という厳しい現実です。なぜ日本人はここまで英語が苦手なのでしょうか。

第2言語習得に関する研究結果によると、日本人が英語を苦手とする理由に、文法的な言語構成、学習動機、実践機会などが大きく影響すると言われています。その中の「日本語と英語の言語間距離」について紹介します。

2.1日本語と英語の言語間距離が大きい

日本人が英語を苦手とする理由として、「日本語」と「英語」との「言語間距離」が大きいことが上げられます。文字(かな・カナ・漢字とアルファベット)、発音の仕方、文構造等多くが異なります。
日本語は「SOV型(主語+目的語+動詞):私は+英語を+学ぶ」の文型をとりますが、英語では「SVO型(主語+動詞+目的語):私は+学ぶ+英語を」といったように目的語の前に動詞が来ます。フランス語、イタリア語、スペイン語などは全てSVO型で、世界的に見てもSOV型の言語は数が少ない。

話す時の舌の使い方、発音の仕方が異なる(LとRの発音の違い)。また、周波数域も違う為、英語が聞き取れない(英語の周波数は日本語より高い)。言語の文化的背景や社会的背景も、日本と英語圏で違います。

FSI(Foreign Service Institute:アメリカ国務省機関)のデータによると、英語圏では、日本語は最も難易度が高いカテゴリー3に属しており、カテゴリー3に属する中国語や韓国語よりも日本語は習得が難しい言語とされています。日本語と英語は言語としての両極端に位置しているので、日本人の英語習得のハードルが高い。

2.2ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化の違い

ハイコンテクスト文化は、コミュニケーションが価値観、感覚といったコンテクスト(文脈、背景)に大きく依存し、話す言葉や書かれている言葉そのものには含まれないボディランゲージや声のトーン、話し手の地位や立場が含まれます。日本語は、その代表例。中東、アジア、アフリカもハイコンテクスト文化を持ち、直接的でなく持って回った表現が好まれます。

(U-CIJ27-750×300.pngより)

一方、ローコンテクスト文化は、コミュニケーションがほぼ言語を通じて行われ、文法も明快かつ曖昧さがない。北米、西欧がローコンテクスト文化であり、英語はその筆頭。形式的な言葉や飾り立てた表現は必要なく、問題とその解決策を端的に言語で表現することが好まれます。また、受け手は言語で表現された内容だけを文字通りに理解する傾向があります。

英語を話す時、日本語に訳し、日本語で考え、それを英語に直して発信するやり方では、時間がかかりニュアンスも違ってくるので、コミュニケーションが上手く取れません。英語で話す時は、聞くこと、考えること、話すことを全て英語脳ですることが重要です。文法的にパーフェクトでも文化、習慣、価値観が異なるために、日本語の直訳では、コミュニケーションとして、成立しません。

言語の持つ構造上の違い、話す時の周波数や文化の違いが大きい為であることが客観的に分かってくると、間違って当たり前、恥ずかしがる必要はありません。EQ英会話を土台にしたGBCでは、このような文化的背景の理解や、積極的なコミュニケーションの取り方などを実戦形式で学んでいます。

 

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