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2050年の社会 ~AIの進歩と人間に求められるものは?~

新型コロナは一国では解決できず、地球規模で考えなければいけない機会を私たちに与えました。しかし、自国を最優先する考え方は何処の国も変わらず、弱小国、弱者が後回しにされる状況が今も続いています。地球温暖化により、台風や大雨による洪水、山火事、熱波、南極・北極の氷解による海面上昇等これまで経験したことのない規模の自然災害が世界各地で起きています。しかも、年々その規模が大きくなっています。

世界全体が自国や自分を優先するのではなく、地球にやさしい、持続可能な生き方にパラダイムシフトする時に来ているように思います。

「今の子供たちが社会で働く時、世界はどうなっているのだろうか?」と言うことにいつもも関心があります。今回、「2050年に目指すべき世界の姿と人間に求められるもの」(三菱総合研究所)を紹介したいと思います。20、30年先の世界のトレンドを予測したものです。

世界人口は増加し、食料問題、資源の有効活用(リサイクル)が問われる中、デジタル技術の進歩による仕事や生活の変容、国際的人的交流など多岐にわたって描かれており興味深い内容です。

◆デジタル技術の浸透と人間に求められる創造的な仕事

デジタル経済圏の拡⼤などを背景に、2050 年にかけて個⼈の働き⽅は⼤きく変化する。AI・ロボティクスをはじめとするデジタル技術の浸透は、ルーティン業務や⼿仕事的な業務を代替して行き、労働市場に国境がなくなり世界中の就労者が競争相⼿となる。

こうした就労環境において求められるのは、ノンルーティン型やコグニティブ型(※1)の創造的な仕事だと言われています。

AI・ロボット化、労働市場のボーダーレス化が進展し、⼈間に求められるタスクはより創造的な領域へとシフトして行き、個⼈の能⼒と所得の連動性が⼀段と⾼まる厳しい環境が予想される。

(※1)与えられた情報を単に処理するのではなく、人間のように、自ら理解・推論・学習するシステム。コグニティブの世界では、数値はもちろん、自然言語、画像、音声、表情、空気感などもコンピューターが理解することが可能となる。情報をベースに仮説を立てて推論し、この結果を自ら学習して行く。

図表Ⅱ-5-1:技術⾰新の波を受けて⼈に求められるタスクの領域が変化
デジタル技術による⼈材への浸⾷とチャンス

 

 

 

 

 

 

Copyright© Mitsubishi Research Institute, Inc.
「ルーティン(決まった仕事)⇔ノンルーティン(非定常的な仕事)」を縦軸、「マニュアル(⼿仕事的なタスク)⇔コグニティブ(分析的なタスク)」を横軸にして⼈材をプロットしたとき、RPA(※2) をはじめとする特化型 AI は、ルーティン型タスクを代替する(図表 II-5-1 下)。
(※2)Robotic Process Automation「人の代わりに単純作業をこなしてくれるツール」

物理的な制約を受けない分析的タスクは、デジタル空間を通じたグローバル競争が最も激しくなる領域(図表 II-5-1 右)。

国内の仕事がデジタル空間を通じて海外⼈材によって担われる⼀⽅で、グローバルに強みを発揮できる国内⼈材は、積極的に海外に付加価値を創造することが可能になる。ピンチでもチャンスでもある領域。

 

間ならではの創造性が求められるノンルーティン型のタスクは、最もニーズが強まる領域である。

現状の⽇本ではこのタスクをこなせる⼈材の割合が国際的に⾒て⼩さく、創造性や⾰新性を持つ⼈材⼒の育成・強化が求められる(図表Ⅱ-5-1 上)。このためには、小・中・高の教育改革(暗記や詰込みでなく、事例を基にケーススタディで考えさせる教育)が必須である。

◆会社の枠や国境を越えた労働需給マッチング

2050 年の就労環境は、就業時間の減少や、会社の枠を容易に超える仕事が増え、個⼈の働き⽅が⼤きく変わる。⽇本の企業には、新卒採⽤と終⾝雇⽤の慣習が残っており、景気変動や産業構造の変化に対して社内での労働需給マッチングが主であり、会社の枠を超えた転職などの労働市場は流動性が低かった。

しかし、近年は⼈⼿不⾜の状況下で、⼈材を確保するために中途採⽤や副業・兼業も増加し、労働市場の流動性が徐々に⾼まりつつある。2050 年にかけて、企業の枠を超えて労働市場を介した需給マッチングの役割が拡⼤する(図表 II-5-2)。

2050 年にかけて出現する多くの中⼩企業では、昔ながらの「会社の枠」よりもはるかに⾃由な働き⽅が許容される。⼀⽅で、働く側にとっては、分の市場価値が常に評価され、より厳しい環境となる。さらに、競争相⼿は今後、社内だけでなく、全国・世界へと広がる。

 

 

 

 

 

 

第四次産業革命による就業構造の変化やAIやロボット等の出現により、我が国の雇用の中心であった従来型の中間管理職の仕事は大きく減少していく可能性が高い。 一方、第4次産業革命による仕事の変化は新たな雇用を生み出す。

子供たちが成人して社会で働く時代は、世界の人の流れ、生活、仕事のスタイル等、社会全体が大きく変わっていることが予想される。こう言う時代を幸せに生きて行く為に、今何を子供たちが身につけておくことが大切か、一緒に考えて行きましょう。

 

 

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